こんにちは。寒くなってきましたね。あんなに酷暑の夏だったのに、しっかり寒くなりますね。四季とは面白いものだと再確認しています。
さて今日はイタリアの重鎮モダーが手を組んだRDTA、「Pyrogeyser」についてレビューしたいと思います。
二ヶ月前、ニュースは突然やってきました・・・。
それはパリでのVAPE EXPO直前、FacebookのNo nameとFrankenskullのグループに於いて、同日に発表されました。
No nameとFrankenskullといえば両方ともイタリアでは老舗で重鎮モダーで、世界中に多くのファンを抱えています。
ただテイストが全く違い、またNo nameはほとんど今までコラボをしてこなかったので、このニュースは大いに業界を賑わせてくれました。
しかしEXPO当日も含め、コラボで何を作るかは発表されず、最近になってRDTAである事が判明したのです。
その後、今月行われたラスベガスでのVAPE EXPOにて発売され、長蛇の行列で即完売したそうです。
前置きが長くなりましたが、そんな超激レアRDTAを運良く手に入れる事ができましたので、レビューしていきたいと思います。
外観&内容物
箱はシンプルで大きな段ボールに入ってきました。
アマゾンみたいですね。開けると圧着梱包されていて、なおさらアマゾンみたいです。
本体は電球をイメージしたケースに収められていました。タンクはウルテムも入っています。また、下の部分を開けるとスペアパーツが収められています。
でも・・・ノーマルピンが入っていない・・。
そうです、PyrogeyserはBF専用です。スコンカーばかりを作っているモダー達なのでしょうがないですが、ちょっともったいかな。
では構造を見ましょう。
構造
デッキはジェネシスもコットンも使用できるバーチカルコイル専用です。ポールには24金加工が施されていて贅沢です。
この辺はNo nameの技術力が活きていますね。Checkmateでも接点に24金コーティングが見られたので、その応用でしょう。綺麗です。
デュアルコイル運用もできます。その時はデッキ上のピンを抜きます。デッキ上にリキッドを入れる穴がなく、空気穴しかないところを見るとBF運用しか想定していないのがわかります。
次にトップキャップです。
トップキャップは内側にエアホールコントロールがあります。これを動かしてエアホールの大きさを変えます。4段階あってシングルにもできます。
ただ、22mm経なのに内蓋の様にエアホールがあるので、これがビルドを悩ませる事になります。
最後はドリップチップです。
形は今よく見る逆テーパーの形です。大きすぎず小さすぎない口径です。作りはバリがあったりと決してよくありません。ただ、デザイン性は抜群ですね。
ビルドしてみた
初めはデュアル24G3mm径で巻いてみました。
ただ、前項で書いた様に内蓋形式のエアホールがすぐ横に迫っており、干渉ギリギリです。吸ってみましたが、ちょっと熱がこもるので24Gで3mm径は個人的に合いませんでした。
色々試しましたが、結局24G2.5mm径7巻デュアル0.31オームに落ち着きました。熱も逃げて快適です。
吸ってみた
ビルドが若干厄介でしたが、出来上がるととても美味しく吸えています。エアの流れもフレーバーの出方もとても良いです。
意外だったのはその見た目から、かなり炊き上げるタイプのアトマイザーかと思いきや、フレーバーチェイス寄りの作りになっている点です。
エアホールも一番小さくしてシングルで運用すれば、MTLでの使用もできますし、かなり絞れます。汎用性が高いと思います。
メッシュも推奨されているので、次は試してみたいと思います。
総合的感想
昨今は「シンプル・簡単ビルド・美味しい」という初心者の方でもすぐ始められるアトマイザーが多い中、この様に「難しいけど楽しい」というアトマイザーは少なくなってきています。
Pyrogeyserはそんな好奇心をくすぐってくれる楽しいアトマイザーに仕上がっています。汎用性が高いので、「次はどんなビルドをしよう」と考える事もできます。
最近は90ドル前後でも高い技術力のアトマイザーを買う事ができる様になりましたが、Pyrogeyserは250ドル近くします。
両ブランドのネームバリューもありますが、長く使えて飽きがこない点を考えると、値段的には納得できます。
制度も作りも全てが最高品質で、改めてNo nameとFrankenskullという職人の底力を見た気がしました。
本当にワクワクできる素敵なアトマイザーだと思います。どちらかのファンの方は是非とも狙ってみてください。
今日はこの辺で。レビューしたいものがたくさんあるので、次回もお楽しみに。
※Twitterのアカウントを新設致しました。是非ともフォロー宜しくお願いします。